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20年ぶりの大規模リニューアルオープン!道の駅長門峡『くんくのだいち』

【道の駅長門峡】

このお店をおすすめする人

REA編集部

塚田

4月6日に20年ぶりのリニューアルオープンを果たした道の駅「長門峡(ちょうもんきょう)」。名勝長門峡の玄関口にあり、あとう和牛や阿東米、いちごやりんごなど、阿東(あとう)のめぐみを存分に体験できる生まれ変わった山口老舗の道の駅です。

売り場が大幅拡張した『あとうの恵み』を体験できる「くんくのだいち」


約20年ぶりに売り場がリニューアルオープンする道の駅「長門峡(ちょうもんきょう)」を取材してきました。


道の駅長門峡は山口県内では阿武町に次ぐ歴史を持つ老舗の道の駅です。


山口と津和野を結ぶ9号線沿いにあり、名勝長門峡の玄関口にある阿東(あとう)と呼ばれる地域にある道の駅です。


今回既存の駅の建物の横に新しい建物が新設されて、売り場の面積も大幅に拡充されました。売り場の名前は”くんくのだいち”です


阿東の特産物といえば、まずはなによりも「あとう和牛」です。


あとう和牛は良質な和牛として繁殖され、阿東の良質な水とストレスのない広い牧場で育てられた牛です。


生産数はわずかに年間400頭で、あとう和牛が販売されているのはここだけです。


牛舎も広く、ぎゅーぎゅーではない(駅長談)環境でのびのびと育っているので、それが肉質に反映されているのです。


あとう和牛は各種フーズにも利用されていて、例えば牛肉を使った牛丼、カレーライス、コロッケ、ラーメン、うどん、すき焼きなどです。


自分も折角ですので、お食事処「長門峡」で牛丼を、テイクアウトコーナーで和牛コロッケを食させていただきました。


コロッケはサクサクで、中はお肉感がたっぷりなのですが、良質な油のためにしつこくなくいくらでも食べれそうです。


また用意されているメニューの中ではおそらく一番手軽にあとう牛を堪能できる牛丼は、お肉を食べていくそばから舌の上でお肉が溶けていくような食感を味わえます。


またもう一つ代表的な阿東の農産物といいますとお米です。


この地域の水は水質が抜群によく、その水で育ったお米は特A、A級を連発する名産です。お米作りでは品質はもとより、水質の良さがものをいうのです。


阿東の米粉を使ったソフトクリームがもっちりとして甘すぎず、とても腹持ちの良いソフトクリームでしたよ。


米粉がしっかりとアイスに溶け込むように、前の晩から下ごしらえをして一晩寝かせる手間暇をかけた他では味わえない一品です。


そのほか、阿東ではリンゴやイチゴも有名です。


りんごはりんごパイやリンゴジュースなど、色々な製品に加工されていましたが、パイはずっしりと重みがあり、本当にリンゴを食べているような食べ応えがありました。


リンゴジュースは酸味が少なく、優しい甘みが感じられて、お子さんでも飲みやすい上品なジュースにしあがってましたよ。


今回お話を伺ったダンディでお茶目な渡邉伸二駅長がおっしゃっていた、「3年後、4年後に売り場に野菜が入ってこないというようなことがないようにしたい」という言葉が印象的でした。


道の駅は地域の農業保護、生産者育成にも危機感を持って取り組まれているのです。


新売り場「くんくのだいち」では阿東産の新鮮な野菜や、乾燥させたたけのこ、しいたけが毎朝並べられていますので、お手にとってもらいたいと思います。


このほか日本酒コーナーでは、岡崎酒造場がつくる銘酒長門峡ももちろん置いてありました。


利用者さんにとってうれしいのは、トイレがきれいに広くなって使いやすくなっていることです。


子供用のかわいらしいトイレや手洗いも用意されて、お子さん連れのご家族でも安心して利用できますよ。


グリーンの傘が印象的な4席ずつのテラスが二つ、計8席用意されているのでゆっくりとくつろげます。


9月の中旬には今まで使われてきた既存の建物の内部がリニューアルされて、道の駅全体がグランドオープンします。


キッズコーナーや授乳室などを完備、子供連れのご家族にやさしい道の駅に生まれ変わります。


長カウンターを備えた骨休めのための喫茶コーナーなど、旅路の疲れをいやす骨休めするための場所も確保するそうなので期待したいですね。


また今回よりもさらに規模の大きな催し物が企画されているようですので、ぜひその機会をお見逃しなく。


SL『やまぐち』号が通過する長門峡駅


近くには鉄道の長門峡駅もあります。


長門峡駅はとてもかわいらしい駅舎で、昔の表示の駅板も残っており、「ちゃうもんきゃう」となっています。


SL「やまぐち」号がちょうどお昼の時間帯に通過するので、道の駅のほうでも数度にわたって親切にも案内放送がありました。


お昼の時間帯に道の駅を訪れた方は、やまぐち号も忘れずに見に行ってほしいと思います。


汽車が煙をあげて走る雄姿とともに、汽車があげる汽笛の咆哮の迫力にもきっと驚かされると思います。


この周辺にはしだれ桜で有名な徳佐八幡宮、5月中旬にはつつじの花が咲く別名「つつじ山」ともいわれる船平山(ふなひらやま)、バーベキューや動物とのふれあいが楽しめる船方農場など、ご家族や友人、ドライブやツーリングなどを楽しめる場所がたくさんありますので、ぜひその際に道の駅にお立ち寄りください。


萩からの道すがらに出会った長門峡の絶景の数々


さて、この道の駅長門峡ですが、今回は萩から向かったので、おかげさまで道すがら数々の素敵な光景に出会うことができました。


萩から10号線を南下する途中、赤い鉄橋がかかっている川上というエリアでは、桜並木が阿武川の川面にきれいに反射されて美しい姿をみせていました。


 またしばらく10号線を走ると、阿武川温泉を抜けて阿武川ダムにたどり着きました。


阿武川ダムは戦中戦後に林野の木材の乱伐によって降雨ごとに多量の土砂や石を含んだ流水が萩市に襲来するため、これを防止するために計画されたものです。


1年間に約8000万キロワットを発電する重力アーチ式コンクリートダムです。行ってみるとわかりますが、なかなか壮大なダムですよ。


このダムでできたダム湖では、四季折々に変化する自然の景観を眺めることのできる遊覧船が用意されているので、開業のタイミングを確認したうえで訪れてほしいと思います。


ダムを抜けて明神島(みょうじんとう)運動公園があるこの付近は、平家の落ち武者伝説が色濃く残っている地域でもあります。


「阿武川の平家伝説」と呼ばれるもので、壇ノ浦の戦い(下関市)で一敗地にまみれた平家の残党の一部は萩浦に上陸し、さらに阿武川を遡って上流へと進み、この地域に潜んで暮らすようになったといわれています。


そのことを裏付けるように、「平家山」「兜の浴」「一の谷」「弓館」「仮館」など、平家所縁の地名が残っています。


ダムを抜けるといよいよ長門峡と呼ばれるエリアに入っていきます。


そこは眼下に壮大で幻想的な風景が広がっていました。まるでここにはこの風景と自分以外存在していないのではないかと錯覚させるような非日常的な風景です。


道の駅からは長門峡の遊歩道を楽しめますが、ドライブがてらにいくつかの赤い鉄橋とトンネルを抜けていくとこの景色が楽しめますよ。


”長門峡”というのはもともとは萩市出身の植物学・地質学者で日本画家でもある高島北海によって命名されました。


そして大正12年に国の名勝に指定され、また昭和37年に県立自然公園にも指定されています。


さてこのように道の駅長門峡への道すがら楽しんだのですが、帰りは9号線を使って山口のほうへと帰ってきました。山口市へは道の駅からわずか20分程度なので、市内から気軽に訪れることのできる道の駅の一つです。


道の駅長門峡へお立ち寄りの際には、自然豊かな阿東の魅力をその物産とともに感じてほしいと思います。

道の駅長門峡
住所
山口県山口市阿東生雲東分47−1
営業時間
ふるさと産品直売所くんくのだいち: 9:30〜18:00 食事処 長門峡: 10:00〜15:00 情報案内コーナー: 9:30〜18:00
定休日
毎月第2火曜日
主な客層
山口津和野を結ぶ9号線沿いのドライバー, 長門峡への観光客
平均予算
不明
お問い合わせはこちら083-955-0777